昨今の中学・高校の英語の定期テストを見て、思うこと。

このブログは、

・中学や高校の英語の先生

・英会話スクールのインストラクターさん

・英語を独学しておられる方

・ご自身のお子さんに英語を教えていらっしゃるお父様やお母様

にあてて書いております。皆さまの英語学習の一助となりますように。

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今日は英語の試験のボリュームと「書く」ことの大切さについて、です。

わたし自身は昭和50年代に高校時代を過ごしたのですが、その頃の英語の定期テストと今、令和の中学高校の学校の英語のテストではボリュームが全然違います。もちろん今の方が多いです。

     試験時間は今も昔も同じ50分間なのに。

 ある教育研究家の調査によりますと、大学入試の英語の長文の量が、全体的に20年前の1.5倍になったとか。実は私も「英語の試験、量が増えたな・・。」と感じていました。インターネット時代の幕開けにより、海外文化がリアルタイムでどっと日本にも流れ込んできました。言語はほとんどが英語です。その刺激を受け、社会はより高い情報処理能力のある人材を求め始めました。そんな機運が日本の中高の英語教育にも反映されて、だいたい2000年くらいからでしょうか、中間テストや期末テストの英文の量がじわじわと増え出したのです。

繰り返しますが試験時間は同じ50分のまま、です。

ということは、学生さんたちには「より早く」考え、答案用紙に「大量に書く」ことが求められてきます。

わたしの中学の英語の先生の口癖が、「じっくり考えなさい。じっくり考えたら必ず解けます!」だったのをなつかしく思い出します。こんなところが昭和やねぇ。今の令和の子どもたちにも言ってあげたい。じっくりゆっくり考えたら解けるよ、って。実際にはもう難しくなってきました。じっくり考えていると試験時間切れになってめちゃめちゃ成績が下がってしまいます💦

 一つにはインターネット時代の現代、情報は「大量に受け取り」→「迅速に処理する」ことが求められていることと、英語教育に関して言えば、従来の「英文読解重視」型から「英会話のようなコミュニケーション」型へと移行しつつある、この2点です。わたしも英会話やリスニングの指導をするとき、「早く早く」がつい口癖になってしまって。でも目の前に米国人やオーストラリア人がいて、JR京都駅で貴方に道を尋ねている、と想像して見てください。「えーっと、”左に曲がる“って英語で何だったかな・・。」と貴方が30分も考えこんだとします。

 正解は

Turn left なのですが、30分もかかっていてはもう目の前で困っている人を英会話力で助けてあげることは難しい。

 というわけで苦しい顔して半時もかけて思いつく英語はもうそれは現代では「英語力」ではないのです。残念なことに。

 だから英語を始める年齢がどんどん下がって若くなるのもうなずけます。早く始めた方が「早く英語に反応する」能力,瞬発力がつけてあげ安いからです。

 具体的には、

小学生に英語を教えておられる先生方や親御さんは、

・英語の音ばかり重視しないで単語の綴りもたっぷり練習してください。中学以降、「早く」答案用紙を仕上げることができるようになります。

・これを読んでいる中学生や高校生は、英語の教科書を「書いて写す」ことを日常に取り入れてください。スマホやコピー機など文明の利器にあんまり頼りすぎてはダメよ。

とにかく手の筋肉を使って紙に書く、ことを習慣づけてください。

「文字を書くスピード」が大事、というお話でした。これで英語の成績、上がりますよ。

がんばれー。